新聞記事

2011年12月15日号から

再開エコポイント続報

新耐震適合が条件

15万P加算の耐震改修工事

 国土交通省では、今年度第3次補正予算で再開された「復興支援・住宅エコポイント」で、リフォームのポイント発行対象として新たに加わった耐震改修の要件を公表した。
 それによると、昭和56年5月31日以前に着工した住宅を対象とし、窓や床・外壁・天井などの断熱改修と併せて、現行の耐震基準(新耐震基準)に適合させる耐震改修を行うことが条件となる。すでに新耐震基準に適合している住宅は対象外。
 ポイント発行申請時には、提出書類として①耐震改修ポイント発行申請書②復興支援・住宅エコポイント用耐震改修証明書、住宅耐震改修証明書(所得税用または固定資産税用)の写しのいずれか③工事現場写真―の3つが必要。
 ②の書類は建築士事務所に所属する建築士または性能評価機関が発行することになるが、住宅耐震改修証明書は地方公共団体と指定確認検査機関でも発行可能だ。工事現場写真は、戸建住宅であれば筋交いや構造用合板の設置、筋交い端部への接合金物設置、基礎の増し打ち、水平構面の補強などの工事中の状況を撮影したものとなる。
 リフォームでもらえるポイントは、断熱改修やバリアフリー工事、省エネ設備機器の設置、リフォーム瑕疵保険への加入をあわせて最大30万ポイントだが、耐震改修を行う場合は、それとは別に15万ポイントが発行されるので、もらえるポイントは最大45万ポイントとなる。
20111215_02_01.jpg また、耐震改修と同じく新たにポイント発行対象となったリフォーム瑕疵保険への加入については、ポイントの発行対象となる工事について、㈶住宅保証機構や日本住宅保証検査機構など国交省指定の住宅専門保険法人が取り扱う瑕疵保険に加入することが条件。
 このほか、1月中旬で調整中だったポイント申請受付開始日は、来年1月25日で決定した。
 詳しくは住宅エコポイント事務局(tel.0570・200・121)へ。


ホームページ・http://fukko-jutaku.eco-points.jp/


(写真)耐震改修...耐震改修でのエコポイント申請では、筋交い設置や水平構面補強など工事中の写真も必要に


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