新聞記事

2011年10月25日

なるほど!素敵に写せる住宅写真術 第2回 Webでの補足

【ブレボケ写真の実例】
連載記事ではわかりづらかった『失敗写真』を原寸大でご覧下さい。
※下の2点とも、画像をクリックすると別画面で拡大されて表示されます。
 
 
ピンボケ写真
111025_syashin_2150_2.jpg連載記事に掲載した『写真1』をトリミングしたもの。写っているもの全ての輪郭がぼやけている。

原寸大でクリックしてみても、フローリングの木目ははっきりしないし、なんかぼやけている。こういう失敗は、後で修正が利かない。
 
 

手ブレ写真
111025syashin_0663_2.jpg110mm相当という望遠で撮ったこと、上向きに無理な姿勢で撮ったために手ブレを起こしてしまった。シャッター速度も1/20秒と遅めだが、暗いのでこれ以上速くできなかった。少しのブレであれば、後からパソコン上で多少修正は利く。
本来は、ストロボを併用すべき事例。
 
 
 
【カメラの正しい構え方】
手ブレしにくい構え方は、さまざまなサイトで解説されていますが、比較的わかりやすいと思われるページを見付けてきましたので、リンクを貼っておきます。
 
 
アサヒカメラ.net(朝日新聞出版)
http://www.asahicamera.net/info/technique/kamae.php
※デジタル一眼レフの正しい構え方を説明
 

BPnetセカンドステージ(日経BP社)
http://www.nikkeibp.co.jp/style/secondstage/manabi/digicam_061122_2.html
※コンパクトデジタルカメラ中心に説明

 
今日から始めるデジカメ撮影術第65回(アイティメディア)
http://plusd.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0701/25/news011.html
※コンパクトデジタルカメラの構え方が詳しく出ている。また、ブレ写真についても詳しく解説

 

【参考】 感度と手ブレ、画質との相関関係
一般的に、感度と手ブレ、画質(きれいさ)の間には深い関係があり、感度を上げると手ブレしにくくなりますが画質(きれいさ)は悪化します。

低感度(ISO200未満) 手ブレしやすい        画質◎
中感度(ISO200以上800未満) 手ブレしにくい     画質○
高感度(ISO800以上) ほぼ手ブレしない       画質△


なお、屋外では低感度でも手ブレしやすいシャッター速度になることはまずありませんが、室内は暗いので低感度ではなかなか撮れません。画質を良くすると手ブレしやすくなるので場面に応じた感度選択が重要です。

感度設定は、プロはその場で判断できますが、一般人にはなかなか判断がつきません。そこで最近のカメラに採用されている「自動感度」を選びましょう。


一方、夜や天気の悪い日の室内撮影は、感度を上げてもシャッター速度が上がらないことがありますので積極的にストロボを使った方がいいでしょう。お使いのカメラで「ストロボ強制発光」という機能があるはずですので、それをONにします。「全自動モード」「シーンモード」などの場合は、ストロボのオンオフがカメラ任せしかできない場合もありますので、その場合はモード切替を「P」に変更して下さい。


<お知らせ>
「なるほど!素敵に写せる住宅写真術」の第3回掲載は11月15日号の予定です。


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