新聞記事

2011年08月25日号から

ヤフーに広告.新聞読まない30代以下狙う

土屋ホーム

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 (株)土屋ホーム(本社札幌市、佐藤孝司社長)は、インターネットのポータルサイト「ヤフー」にキャンペーン告知用のバナー広告を約1ヵ月掲載、反応も上々なことから第2弾も計画している。
 掲載したバナー広告は、「エコフルキャンペーン」告知。キャンペーン内容は、新築住宅に太陽光パネルを設置する人を対象にパネル設置費用の一部として100万円を独自に補助するというもの。バナーをクリックすることで同キャンペーンの専用ページに誘導する。6月に約1ヵ月間掲載した。
 ヤフーは、トップページには全国対象のバナー広告しか掲載できないが、「ヤフー不動産」や「ヤフートピックス」などコンテンツページには地域を限定したバナー広告を掲載することが可能。土屋ホームは不動産情報の検索や北海道のローカル情報を閲覧するようなユーザーに対してバナー広告を表示するように設定した。
 このバナー広告をきっかけにキャンペーンページを閲覧するユーザーや現場見学会に来た人が相当数いたといい、次回は新しい企画住宅の告知用バナー広告を計画している。
 同社では、これまで雑誌広告や新聞折り込みチラシ、現場見学会などを顧客との接点に活用していたが、悩みは30代以下の若い顧客にアピールすることだった。最近は新聞の折り込みチラシの反応が鈍くなり、特に30代以下が目立っていた。また、雑誌広告では掲載される住宅会社の数が多すぎて埋没しがちだ。そこで、住宅や不動産に興味がある人に限定するバナー広告を試した。
 同社の渡辺成樹企画宣伝室長は、「iPadなどタブレット型パソコンが普及したことで、気軽にパソコン用ホームページを見てもらえるようになったこともバナー広告を出す動機となった。しばらくバナー広告の効果を見極めていきたい」と話している。


【画像】
6月に載ったバナー広告


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