新聞記事

2011年07月05日号から

読者のつぶやき

◆災害に関心薄い北海道民?
札幌市 設計事務所 所長
20110705_02_01.jpg 東日本大震災を経て、本州では、被災地ではなくても住宅購入希望者がハザードマップを見ながら土地選びをしたり、建物の耐震性などに関心を持つ人が増えたと聞きます。一方で北海道はあまりそういうユーザーをみかけない気がします。次は東海で地震が起きる、といった予測だってあてになりませんし、次は北海道かもしれません。日本は地震や噴火など災害大国だし、外国の地震が日本で津波を起こすこともある。災害経験の少ない地域でも油断できないはずですが。

◆リノベーションブームの陰で
札幌市 設計事務所 所長
 最近は不動産会社がフルリフォームした住宅を販売することが増えているようですが、危なっかしいと思うことがあります。というのも、彼らにとっては住宅も土地と同様に左から右に流れていくものという意識が見え隠れするからです。つまり、売ってしまえば後は...みたいな。増築と断熱材の入れ替えと水まわり一式交換で「リノベーション」と称している例もあります。イメージばかりが先行して工事の内容や質が検証できないと怖い気がします。

◆難しいのはむしろ人間関係
帯広市 工務店 社長
 「結露がひどくサイディングもボロボロなので見てほしい」と声がかかり、行って参りました。そしたら、問題の家は電話をくれた知人の娘さんの家で、しかもその家は施工した工務店と親戚関係。しかしその工務店とは関係が薄くなっているよう。原因は調べる前からかなりハッキリしていて、換気がほとんど止まっていることに加え、排気ダクトがどこかではずれて軒天やサイディングの凍害を引き起こしたようなのですが、人間関係が複雑で、どう説明しようか悩んでいます。


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