新聞記事

2011年02月05日号から

◆うちより5万円も高い

道内地場ビルダー 部長
ある大手の求人が求人誌に掲載されました。それを見たうちの現場・工務の連中が、「基本給でうちより5万円も高い」と大騒ぎに。「面接会場で会ったりしてね」とジョークも出ていますが、あながちジョークではないかも。仮に社員本人は会社や社長に忠実だったとしても、奥さまは『誠実な経営者は5万円多く払ってくれる経営者だ』と判断するのではないかと思うのです。今年は賃金闘争の春になりそうです。

◆燃費表示をやりたい
道東 工務店 社長
 ハウスメーカーはCMなどで断熱性能の高さもPRしますが、それに対しQ値表示で対抗してもお客様には伝わりません。そこで、お客様に「検討中の住宅会社に『ひと冬の暖房費はどれくらいかかるの?』と聞いてください」と話しています。具体的な数字となるとトラブルの火種になる可能性があるので「13万円」など妥当な金額を言ってきます。当社の住宅はシミュレーションすると10万円を軽く切るのでQ値訴求よりも優位性が伝わりやすいと思います。

◆若い頃は必死だった
道北 工務店 社長
20110205_04_01.jpg  自分にとって転機となったのは、あるお客様の住宅でした。東京暮らしを経験した方で洗練されたデザインを好まれました。大きな住宅でしたが、要求は細部にまでわたっていました。自分も本を買いあさって勉強。その後、気に入った建築家の自邸を見るために札幌まで行って外観を見学するだけでなく、菓子折を持ってアポ無しで「勉強中の身ですが、この住宅がとても気になっているので中を見学させてください」と訪問したこともあります。今思えば必死でしたね。


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