新聞記事

2009年11月25日号から

不可解な銀行の融資審査

◆不可解な銀行の融資審査
札幌市 設計事務所 所長
 1,000万円の運転資金はニコニコ貸すのに、3,000万円の住宅ローンは貸さない―そんな変な話が実際にありました。お客さまは自営業。10年前に始めた会社が順調に発展し、今は人を何人も雇うほどに。ずっと同じ銀行とお付き合いし、お店の土地と建物、それからお祖母さんの住む家も自己所有。それでもその銀行では、住宅ローン審査が通らないのです。フラット35で事なきを得ましたが、納得いかない話です。


◆長期優良住宅に救われる
東京都 設計事務所 所長
 数年前までは、パワービルダーから分譲住宅の設計業務を多数受注し、一度に数百軒分の図面を作ることもありました。もちろん自社でこなせる量ではありませんし、コスト要請も厳しいので下請けに出しました。しかし原油高騰の頃から徐々に景気が悪くなり、リーマンショックでガタガタになりました。困っていたところに長期優良住宅関連のお仕事です。こちらも儲かる仕事ではありませんが、住宅着工数が激減している中では大助かりです。

◆張り倒してやりたい
道東 工務店 社長
 先日、長期優良住宅の確認申請を役場に出したところ、性能評価機関から技術審査の適合証を受けているにもかかわらず「この設計で長期優良住宅には適合しないんじゃないか」などと言い出しました。それは確認とは別の話ではないかと言ってもいろいろケチを付けてくるので、「こちらでも技術審査をやってもらえるんですよね。じゃあこれからおたくに技術審査を頼みます」と言ったら、「いいけど、3ヵ月かかるよ」ですと。思わず張り倒したくなりました。


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