新聞記事

2009年05月05日号から

換気低下5つの課題4/ご主人に説明する

高性能住宅Q&A

20090505_02_01.jpg 掃除せずに放置していたら換気量が低下したという築10数年の住宅を目の当たりにして、住宅会社はどのような対応ができるか。第1回は掃除せずに1、2年放置するとどのくらい換気量が低下するか、2回目は落ちた換気量は回復するのか、3回目の前回は換気量が落ちていいのかどうかという点をまとめました。
 今回は、住み手に年に1、2度は掃除してもらう方法はないか、です。せめて1年に1回でもやってもらえばゴミつまりをかなり防げるかもしれません。
 この問題はシステムの性能ではないけれど重要な機能だと思います。
 換気システムの本体はどこに設置されていますか? 壁の上部、または天井裏というケースが多いと思います。給気レジスターや排気グリルは壁の上部ですね。いずれも女性では手が届きにくい、作業がしにくい場所にあります。換気システムの掃除は男性の仕事であると想像したほうが良さそうです。
 そのつもりで、この件は奥さまではなくご主人に説明することがポイントになります。ご主人に話す際に数値を示して『掃除しないと*%換気量が減ります』という説明をしておくと、男心に響きやすいと思います。
 本体ファンの掃除しやすさは商品によって異なるので、住宅会社側がシステム選択時に検討しておくべきポイントです。掃除しやすさはオーナーが実際にちゃんと掃除してくれるかどうかに影響するはずです。
 
(写真...掃除しやすさは重要な性能)


連載ページ
1.1年で10%程度低下
2.掃除で換気量回復
3.数年後も風量維持
4.ご主人に説明する
5.耐久性が重要なワケ
6.機能と価格をしっかり選ぶ
7.まとめ

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