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2009年04月25日号から

◆アパートはデザイン性も重要

◆アパートはデザイン性も重要
旭川市 工務店 社長
 
 木造賃貸アパートはもう供給過剰だと言われていますが、私はまだ可能性がある市場だと思います。今のアパートは収益性を追求するあまり安かろう悪かろうという物件ばかりで、デザインや間取りはどこも似たようなもの。立地など利便性だけを優先して入居を決める人にはそれでいいしょう。でももし「住みたい」と思える魅力的なデザイン・間取りを備えたアパートがあったらどうでしょうか。車が必需品の北海道なら、利便性が多少悪くても入居したいと思うのでは。
 
 
◆ホームページかブログか
札幌市 工務店 社長
 
 私はこまめにブログを更新しています。当社のお客様は、チラシや雑誌を見て、そのあとにほぼ100%当社のホームページとブログを詳しくみて、さらに当社のことを書いてある他のホームページを見て、十分に研究してから当社に来られます。ホームページはウェブデザイナーに依頼しなければならないけどブログなら思ったときに気軽に書けます。ただし新しい記事ばかり読まれて、過去のブログ記事はあまり読まれないのが問題ですね。
 
 
◆去年の努力が帰ってきた
道東 工務店 社長
 
 去年は仕入れ価格の値上げなど苦しい中、売上を確保するため原価ギリギリで住宅を受注していましたが、今年になってその時建てたお客さまからいくつも紹介をいただき、おかげさまで今年は何とか無事過ごせそうです。厳しいと言われる住宅会社さんが増えている中、ホッとひと息ついています。もちろん、来年のことを考えると安心はできませんので、すべての住宅を現場公開させていただくとか、先手を打つ対策を現在考えています。


2009年04月25日号から

換気低下5つの課題3/数年後も風量維持

高性能住宅Q&A

 掃除せずに放置していたら換気量が低下したという築10数年の住宅を目の当たりにして、住宅会社はどのような対応ができるか。第1回は掃除せずに1、2年放置するとどのくらい換気量が低下するか、2回目の前回は落ちた換気量は回復するのかをまとめました。
 今回は、換気量が落ちていいのかどうかという点から。ダメだというのは正しい答えですが、住み手に健康問題がなければいいのか、それともそうではないのか。
 換気量が落ちていいかどうか、という議論の前に、住み手のなかには換気の運転スイッチを止めてしまい、その状態で生活して特に不自由を感じていない実態が一部にあります。室内空気の汚染は人の健康にとって大きな問題ですが、一方で多くの人にとっては特に問題がないことも事実です。
 思い出してください。シックハウスが問題になったとき、体調が悪化するのは気のせいだとか、家とは関係ないとかいう意見もありました。それは、個人差なく健康被害が出る中毒症とは違い、同じ空気を吸っても体調が崩れる人もいれば平気な人もいて、むしろ平気な人のほうが多いからです(もちろん将来のことはわかりませんが)。
 
20090425_05_01.jpg
 
 
 
 
 
 
 
 
 
(図...換気回数の相違によるホルムアルデヒド濃度(出典:第8回北海道住宅新聞 寒地住宅学校テキスト集から北見工大坂本弘志教授(当時)の講演資料)改正建築基準法施行前の測定だが、換気量が変わると空気汚染物質がどのくらい増減するかがよくわかる) 
 
 法律はどうなっているでしょうか。
 建築基準法では機械換気の設置を義務化しており、換気回数は一般には0.5回/h以上です。[何年間、この換気量を維持しろ]と書かれてはいませんが、[そのうち換気量を減らしてもいい]とも書かれていません。つまり建築後について何も書かれていないのです。
 法律の趣旨はシックハウスを防ぐことであり、その目安は厚生労働省が示している指針値ですから、ホルムアルデヒドが安定して0.08ppmを下回るなら、換気は多少減っていいとも言えます。多少というのは、建材から放散されるホルムアルデヒドなどは収まっても、人がいることで発生する炭酸ガスなどや、カビ・ダニの問題もあるからです。
 ㈲北欧住宅研究所・川本清司所長は「換気回数が0.4回/hになると、夫婦2人の寝室などでは炭酸ガス濃度が1000ppmを超えかねない。1000ppmを超えるとあまりよくないのは自分の経験からも言える。ひと1人に必要な空気は、動いているときに30m3/h、静止しているときに20m3/hというのはじつに正しい」としています。
 『換気はシックハウス対策のためだけにおこなうのではない』
 このことをいま一度、思い出す必要がありそうです。ただしホンネベースでは、数年たったら多少減らしてもいいという面もあります。

連載ページ
1.1年で10%程度低下
2.掃除で換気量回復
3.数年後も風量維持
4.ご主人に説明する
5.耐久性が重要なワケ
6.機能と価格をしっかり選ぶ
7.まとめ

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2009年04月25日号から

住宅Q値計算/北方型の不利解消

20090425_04_01.jpg 道は、北方型住宅のQ値(熱損失係数)計算で基礎断熱した床下や屋根断熱した小屋裏も床面積に算入できることを、今年改訂した北方型住宅技術解説書に明示。これにより、基礎断熱・屋根断熱を行った住宅では、Q値が計算上不利になってしまうという現象が解消されそうだ。ただ、これは北方型住宅の認定に限ってのことで、住宅性能表示制度の性能評価を用いた長期優良住宅の技術審査などでは適用にならないことに注意する必要がある。
 Q値計算は各部位の熱損失係数の合計(総熱損失係数)を実質床面積で割って算出するが、そうすると屋根断熱や基礎断熱によって気積の大きい住宅ほどQ値が大きくなる。昨年の北方型住宅ECOでは、基礎断熱した床下空間の床面積算入を巡って住宅会社の混乱を招く原因にもなっていた。
 そこで道では道立北方建築総合研究所を通じて昨年11月に基礎断熱した床下と屋根断熱した小屋裏も含めた気積を2.6で割った数値をQ値計算の床面積とする考え方を北海道建築指導センターに示し、北方型住宅の認定にあたってはこの計算方法を使うことができるようになった。
 
(図...基礎断熱・屋根断熱で、床下と小屋裏を床面積に算入しない長期優良住宅(住宅性能表示制度)ではQ値が1.47W程度になるが、床下と小屋裏を床面積に算入できる北方型住宅では1.2Wを軽く切る)
 
換気経路に入ることなどが条件
 今年改訂した北方型住宅技術解説書では、基礎断熱や屋根断熱を採用した住宅で、①床下空間・小屋裏空間が換気経路に入っている②床下空間に放熱器が設置されていて床ガラリなどを通じ居室と空気を循環させている③不規則な吹抜けがあるのいずれかに該当する場合で、床下や小屋裏への出入り口や改め口があれば、それぞれの空間の気積を2.6で割った数値を建築基準法上の床面積に加えることができるとしている。
 
長期優良住宅の認定では適用外
 ただ、国の省エネ基準では、Q値計算で床下空間や小屋裏空間が換気経路になった場合の扱いが示されていないことなどから、住宅性能表示制度の省エネルギー等級の判定で、この計算方法は使えない。そのため、今年6月4日から認定申請が始まる長期優良住宅でも、総熱損失係数を建築基準法上の床面積で割った数値がQ値となる。
 このように北方型住宅と国の性能表示制度でQ値計算の床面積算出方法が異なることに、「このままでは2つのQ値が存在することになり、混乱するばかりだ。どうして一本化できないのか」という声が住宅会社からあがっている。
 道建設部建築指導課では「吹抜けや基礎断熱、屋根断熱などで気積が大きくなった時、Q値が不利になるのを解消するために、北方型住宅は気積を2.6で割った床面積の考え方で統一する。現時点で具体的な話はまだまとまっていないが、国に対してもこの床面積算出方法を認めてもらうための働きかけをしていく」と話している。
 
北方型住宅技術解説書ダウンロード先:http://www.kita-sumai.com/?page_id=7


2009年04月25日号から

瑕疵担保保険の義務化目前 業界から見直し請願の声・1

20090425_01_01.jpg 住宅瑕疵担保履行法で定める資力確保義務化の施行が10月1日に迫っている。住宅会社は事前に対応しなければならないが、この法律は「国民が安心して住宅を取得できるように」というそもそもの趣旨とは裏腹に、エンドユーザーにとって有益とは思えない面が当初から指摘されていたが、ここへ来て業界内部から公然と政府に見直しを迫る声があがっている。
 
(写真...国交省ホームページにあるイメージ画像。本当に「住まいを守る」法律になるのか...)
 
消費者保護なのに悪質な欠陥に保険金を払わない
 国土交通省は、いわゆる「姉歯事件」後に行った1万人の消費者アンケートで9割の人が「保険が必要・どちらかといえば必要」と回答したと公表。それを根拠に10年の瑕疵担保責任保険などの義務化を法律で定めた。これにより売主または請負人に「供託」か「保険への加入」が義務化された。
 この法律は当初から、『悪質業者や技術レベルの低い業者のせいで、優良な住宅会社で家を建てた消費者も今までにない費用負担を強いられる』との指摘があったものの、『それによって欠陥住宅被害から救われるなら、やむなし』と受け入れる空気だった。
 「瑕疵の確率が低い工務店なら保険料率が下がり、一方悪質な業者は高額な保険料を払わなければならなくなるので業界が健全化されるだろう」と前向きにとらえる会社も少なくなかった。
 ところが法律の細かな点が決まり出すと、疑問の声があがり出す。
 昨年1~3月に行われた住宅リフォーム・紛争処理支援センターによる事業者説明会で国交省は『故意または重過失による欠陥(瑕疵)には保険金を払わない。住宅事業者が倒産したら保険金は払われる』と判断を示したが、当初の趣旨はすべての欠陥修繕をカバーするために保険の義務化に踏み切ったはずだ。
 うっかり欠陥住宅を建ててしまった場合(軽過失)は保険が面倒を見る。しかし、欠陥が出るかもしれないけどいいや、とか欠陥になると思うがそのままやれ、といった場合(重過失と故意)は保険が下りない。欠陥住宅の補修で問題になるのはどちらの事例なのだろうか。消費者保護が必要なのは、後者、すなわち重過失と故意で作られた欠陥住宅に住む人たちなのではないか。

保険法人にサービス横並びを強制? 検査は2回
20090425_01_02.jpg もう1つの大きな問題は、こういった形で保険が義務化されると、『よりよい品質で差別化を図る』ことよりも、むしろ『保険検査にパスするギリギリの品質まで落とすことでコストダウンを図る』という品質低下の方向に向かってしまう心配が大きいことだ。このことによって損害を受けるのは、消費者だ。
 そういった中でも、厳しい検査体制によって品質を維持していることが割安な保険料という形で消費者のメリットにつながればいい。住宅会社の訴求点にもなる。ところが、国土交通省は保険法人に横並びの検査・保証体制を求めたとされ、このため合計4回の検査を実施していた検査・保証会社は、横並びの2回、オプションで4回の検査を行うことも認められなかったという。
 品質確認と向上のためのサービスを認めず、横並び。重過失や故意は保険金を払わない。これでは競争原理が働くはずもなく、何のために民間に保険法人を開放したのかわからない。
 保険商品で差別化できないと、保険法人は保険金を払わないことで利益を確保する方向に進みかねない。2年前に話題になった「生命保険の不払い問題」では25万件以上の不払いが明らかになったように、保険会社はもともと保険料をなるべく払わないことが利益確保につながる。
 「消費者保護というお題目を人質にとって、天下り先確保のためだけにできた法律か」そういう声さえ出ている。
 
(図...保険制度のフロー)

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瑕疵担保保険の義務化目前 業界から見直し請願の声・2はこちら


2009年04月25日号から

瑕疵担保保険の義務化目前 業界から見直し請願の声・2

法廃止を訴えNPOが立ち上がる
 こういった行政は世の中を悪くするばかりと、公然と立ち上がったグループがいる。
 NPO法人家づくり援護会(イエンゴ)を中心としたグループは、新法に反対する署名運動を展開している。保険は中小零細の工務店つぶしだ、という怒りだ。
 署名文には「中小零細工務店潰しの不公正・不平等な法律に反対」「消費者保護とは名ばかりの無責任制度に反対」「懸命に努力する中小零細工務店への国家暴力を許さない」とメッセージが書かれている。
 また、札幌市内の民間確認検査機関A社は、「住宅に重大な瑕疵があって施工会社が倒産した時には補修できないといった不幸を避ける意味で、ユーザーは安心できるのでは。任意だったものがすべての住宅に付いてくるという意味でも、ユーザーに安心を提供することになると思う」とした上で、「保険の内容や検査が同じになるよう、国土交通省が保険法人各社に通達を出したと聞いているが、そうだとしたら保険法人を5社にする必要があったのかという話にもなってくる。また、性能表示に加え、瑕疵担保保険や長期優良住宅など、これだけいろんな制度ができてしまっては、ユーザーは何を選択したらいいのかわかりにくい。各制度の整合を図って、分かりやすい制度にしてほしい」と語る。
 さらに別の民間確認検査機関B社は「瑕疵担保法の字面だけ見ると、保証対象は極論すると不同沈下と雨漏りだけなので、これで大丈夫かという疑問はある」と不安を指摘する。
 
 
続き...
瑕疵担保保険の義務化目前 業界から見直し請願の声・3はこちら


2009年04月25日号から

瑕疵担保保険の義務化目前 業界から見直し請願の声・3

最後に、道内の工務店社長の声を紹介しよう。
 
A工務店社長
 「瑕疵担保保険が義務化になった時は大賛成だった。第三者に検査してもらうことで自分では気付かなかったことを指摘されれば、改めて襟を正す部分も出てくるだろうし、一番検査が厳しい保険会社を選ぶことで当社の家づくりの正しさを証明できると考えていた。そしてそれが他社との差別化にもつながると思っていた。
 ところが法律の施行直前で国土交通省が保険会社の検査回数などを横並びにしたと聞き、とても腹が立った。どの保険会社も配筋と躯体の検査しかやらないとはどういうことだと。それで本当にユーザーに安心してもらえる住宅を提供できると思っているのだろうか。消費者保護をうたっておきながら、このままでは誰のためにもならない法律になると思うのは私だけではないはず」。
 
B工務店社長
 「これまでも利用していた保険法人の担当者が来た時に、保険法人各社検査2回で横並びはおかしいのではないかという話をすると、『オプションでさらに現場検査・現場確認をするということで国交省に申請したら却下されてしまった』と話していた。そこでこのような横並びはおかしいし、住宅会社としては2回の検査では不安があるということを国交省の書式を使って書き、同法人経由で国交省へ提出した。
 今までは地盤、配筋、躯体、防水、完了時に検査があり、杭を打つ時は杭の検査もあったことで、現場の職人にも緊張感を与えることができたが、検査回数が2回になると減った分は社内検査となり、緊張感が薄らいでしまうのではないかという心配がある。
 このままでは瑕疵担保履行確保法が手抜き工事をチェックできない骨抜きの法律になってしまうのでは」。
 国土交通省は、こういった声に耳を傾け、施行前に問題を修正してほしい。


2009年04月15日号から

◆リフォーム需要上向き!?

◆リフォーム需要上向き!?
札幌市 リフォーム会社 社長

 当社では、昨年に比べてリフォームの相談がかなり増えており、コンバージョン(建物の用途変更)や断熱改修など大規模なリフォームのお話も舞い込んできています。リフォーム相談会のイベントでも、有望な見込み客が多数いらっしゃったので、そのフォローに追われているところです。景気が上向く兆しなのか、それとも新築をあきらめてリフォームに走っているのかはわかりませんが、当社としては明るい話で素直に喜んでいます。
 
 
◆工務店にいた時に学んだこと
札幌市 工務店 社長

 今でこそ工務店の社長をしていますが、若いころはハウスメーカーや工務店の社員として働いていました。一番いい経験をした、と思えるのは工務店勤務の時代です。職人さんたちの建前と本音が分かるようになり、工務店経営の収支や原価も知ることができ、住宅会社の全体像がつかめました。想像もできなかった事情や、自分としてはどうしようもない事情などもあって、何度も転職しましたが、その経験は人材育成や経営、営業面など全てにおいて役に立っています。
 
 
◆断熱・気密改修はまだまだ少数派
オホーツク 工務店 社長

 今年も国の200年住宅に対する補助事業が始まりました。当社も北方型ECOの協議会には迷わず参加したのですが、リフォームの北海道R住宅協議会はどうしようか考えた結果、参加しませんでした。新築であれば物件はあるのですが、断熱・気密改修を含むとなると、そこまでやりたいというお客様を探せるかどうかわかりません。まだまだ断熱・気密改修を望むお客様は非常に少ないですからね。参加したはいいけれど、最終的に「できません」となるのも嫌ですし。


2009年04月15日号から

6~7月 札幌・仙台・盛岡/CASBEEの講習・試験

 建築環境・省エネルギー機構(IBEC)では、住宅の環境性能を評価する仕組みである「CASBEEすまい(戸建)」の平成21年度前期評価員資格取得講習を5月から6月にかけて札幌、仙台、盛岡など全国10都市で、資格取得試験を7月1日に全国11都市で行う。
 CASBEEすまい(戸建)は、省エネ・省資源に配慮された優良な住宅ストックの普及を目的に開発されたもの。IBECのホームページからダウンロードできる評価ソフトを使用し、住宅の設計・施工段階で省エネ性・耐久性・環境配慮など6分野54項目を5点満点で採点することにより、環境に対する総合的な評価を行う。ソフトの使用と評価は自己責任だが、評価内容をIBECが審査・確認して認証書を発行する評価認証制度も行われている。
 講習の受講は特に資格を問わないが、試験を受けるには講習を受講していることに加え、一級、二級、木造いずれかの建築士であることが必要。
 全国10都市で行われる養成講習のうち、道内は6月4日に札幌・北海道経済センター(札幌市中央区北1条西2・定員100名)、東北は6月1日に仙台・仙台市戦災復興記念館(仙台市青葉区大町2ノ12ノ1・同130名)、6月2日に盛岡・アイーナ(岩手県民情報交流センター、盛岡市盛岡駅西通1ノ7ノ1・同150名)で実施。時間は午後0時半から4時半まで。
 全国11都市で実施する資格取得試験は7月1日午後2時から4時まで、札幌・アスティ45(札幌市中央区北4条西5)、仙台・ハーネル仙台(仙台市青葉区本町2-12-7)、盛岡・アイーナなどで一斉に行う。
 申し込みは所定の申込書に必要事項を記入のうえ、提出する添付書類と一緒にFAXする。講習の受講料は1万円(テキスト代含む)、資格取得試験の受験料は1万5千円。申し込み締め切りは今月22日だが、定員になり次第締め切り。
 問い合わせ・申し込みは同財団CASBEE受付センター(Tel.04・7170・6781、FAX.04・7170・6780)、仙台と盛岡の講習については住まいと環境東北フォーラム(Tel.022・221・9042)へ。
 
ホームページ:http://www.ibec.or.jp/CASBEE/cas_home/cas_home.htm


2009年04月15日号から

5月 札幌・盛岡/2×4の長期優良住宅講習

 日本ツーバイフォー建築協会では、今月末から6月にかけて全国10都市で「枠組壁工法における長期優良住宅技術基準説明会」を開催。札幌は5月8日、東北では5月12日に盛岡で行われる。
 この説明会では「ツーバイフォー住宅の住宅性能表示制度利用の手引き2009」をテキストに用いて、6月4日から施行される長期優良住宅の認定申請方法や認定基準、耐震性に関する基準の詳細、接合部引抜力新算定法(簡易計算式)などを解説する。
 札幌は5月8日に北海道自治労会館3階第1会議室(定員60名)、東北・盛岡は5月12日に盛岡アイスアリーナ第1会議室(同60名)で行われ、時間はいずれも午後1時から4時40分まで。
 受講希望者は所定の受講申込書に必要事項を記入し、受講料の振込領収書を添付してFAXで同協会へ送信する。受講料は同協会会員などが5千円、後援・協賛団体所属者が7千円、一般が1万円。先着順で定員になり次第締め切る。
 問い合わせは同協会技術部(Tel.03・5157・0835、FAX.03・5157・0832、担当/芳野・辻村)へ。

ホームページ:http://www.2x4assoc.or.jp/builder/index.html


2009年04月15日号から

換気低下5つの課題2/掃除で換気量回復

高性能住宅Q&A

20090415_02_01.jpg 掃除せずに放置していたら換気量が低下したという築10数年の住宅を目の当たりにして、住宅会社はどのような対応ができるか。前回は掃除せずに1、2年放置するとどのくらい換気量が低下するかをまとめました。
 それによると、禁煙4人家族で1年に10~13%、2年で15~18%低下するというのが(有)北欧住宅研究所・川本清司所長の所見でした。
 では落ちた換気量は回復するのか。
 東北大学の吉野博教授を中心とする研究グループは、換気システムの清掃前と後でどのくらい換気量が違うかを測定し、発表しています。
 それによると、熱交換換気、第三種換気、個別換気の12戸の住宅のうち、7戸が掃除によって風量が回復しました。このほか3戸は風量が変わりませんでしたが、そのうち1戸は定期的に掃除していた、1戸はダクト設計に問題があり掃除では回復しそうにない、1戸は外排気フードに問題がありそう―という結果で、掃除によっておおむね換気量は回復すると言えそうです。
 前出川本氏は竣工時の換気量がわかっている第三種換気について、ファン本体、給気レジスターのフィルター、排気グリル、場合によっては外排気フード、そしてダクトは排気グリルから最初の曲がりまで手を突っ込んでゴミをかき出すことで、換気量はほぼ竣工時と同じまで回復すると言います。
 ただし、ダクトについては要注意です。
 まず、ダクト径が小さいと汚れの付着による換気量低下への影響が大きくなります。川本氏は「できれば100ミリφを」と主張しています。
 もう1点は、ダクト掃除を行うときの注意点です。第三種換気の場合は排気グリルから最初の曲がりまで手を突っ込んで掃除することでいいようですが、第一種換気の給気側はそうもいかない場合があるでしょう。
 北海学園大学の佐々木博明教授を中心とする研究グループは「住宅用換気システムのメンテナンスの研究」と題する一連の研究の中で、フレキダクトは突起部に付着したゴミが成長するため、管の内面が平滑なスパイラル管の普及が望まれるとしています。
 施工性と同時に掃除のことも考えると、配管径はできるだけ太くした上でしっかりとした施工により結束部分の脱落などがないようにし、手を突っ込んで掃除することを事前に想定しておくことがベターと言えそうです。
 
(写真...竣工後およそ3年を経過した住宅のスパイラルダクト内の汚れ。すぐの90度曲がりにフリース状のゴミがついているが、部分的には管材の内表面も見える。スパイラル管は汚れがつきにくい)

連載ページ
1.1年で10%程度低下
2.掃除で換気量回復
3.数年後も風量維持
4.ご主人に説明する
5.耐久性が重要なワケ
6.機能と価格をしっかり選ぶ
7.まとめ

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2009年04月15日号から

キーワードは即効性・若年層・接点増やす

 集客・見込み・成約ともに大きく減少し、住宅不況が止まらない。道内住宅着工は今年に入っても大きく落ち込み、1~2月合計で前年比4割減。集客できる商品を求めてフランチャイズ(FC)やボランタリーチェーン(VC)への加入を考える住宅会社も出てきているが、数あるFC・VCの中で、自社に適しているのはどこなのかを判断するのは簡単ではない。今回はFC・VCを内容によってタイプ別に分類し、代表例をピックアップするとともに、独自の商品開発や営業戦略で厳しい市場に挑んでいる住宅会社を取り上げた。
 
求められるスピード感
 昨年秋の世界的な金融恐慌に端を発した不況の波はユーザーの消費マインドを著しく低下させ、住宅や自動車、家電など国内の主要産業に大きな打撃を与えた。
 そういう現状でユーザーが「買いたい」と思う商品と、その商品をユーザーに売り込むための効果的な宣伝戦略や経営体制を考えられるかが必要になっている。
 しかし、新規商品開発、経営の見直し、営業強化など工務店が取り組む課題解決には、相応の人的資源や時間が必要。この際、割り切って外部からのサービスや商材購入を積極的に利用することで問題解決のスピードを速める必要があると考える経営トップが増えているのも、時代の変化が急激で速いからだろう。

第1・ノウハウ一式買う
 「今までとは違う客層を開拓したい」と考えたとき、新商品ノウハウ一式を買えば、結果的に時間とカネの節約になる。
 『風家(ふうや)システム』((株)オーパス)は、独自ルートの輸入建材などを使い、女性をターゲットとした企画住宅「風家」を建てるノウハウ一式が手に入る。建材を会員価格で買え、別の企画住宅ノウハウも割安に買え、継続的な情報提供も受けられる。
 『ハグハウス』(ハウジング山地(株))は、子育て世代向けに自然素材を使ったデザイン住宅のノウハウや独自建材を提供する。さらに販促支援として本部で広告展開も行う。昨年始めたばかりだが、道内では既に6割のエリアで加盟店が決まるなど出足は好調だ。
 『カーサキューブ』((株)ナック建築コンサルティング事業本部)は、開口部を極力少なくして立地に左右されずデザイン性を高めた若者向けモダンデザインの企画住宅のノウハウを提供する。道内も既に導入している会社が数社ある。
 これらの商品はFCのような縛りが少なく、「魅力的な商品企画と独自建材さえ使えればそれで差別化できる」「工法はこれまでと変えたくない」という工務店の声にも応えられる。
 
第2・FC組織に加盟
 「注文住宅だけでなく、新たに間口を広げる商品が欲しい」「棟数を増やしたいので商品ノウハウだけでなく売り方の指導もして欲しい」という場合は、営業・経営指導まで含めたFCに加盟する選択肢がある。テリトリー制を敷いてエリア内でFC同士の競合を避ける配慮や、経営指導、共同販促など工務店業務の広い範囲にわたってかかわりを持つ。
 『インターデコハウス』(ハウジング山地)は、ヨーロッパデザインの輸入住宅FC。独自に輸入した豊富な建材が使え、北欧風から南欧風まで多彩なバリエーションが特徴。毎年新商品を発表するほか、オリジナル家具を使ったライフスタイル提案も行う。
 『アイフルホーム』((株)トステム住宅研究所)は25年前からスタートしたFCの老舗。大規模FCのスケールメリットを生かした合理的経営手法の提供や、FC加盟店へのサポート体制の充実を売りにしている。
 変わり種は、『頭のよい子が育つ家』(スペース・オブ・ファイブ(株))。FC方式だがエリア制を敷いていない。「大手ハウスメーカー1社に採用されるよりも、多くの地場工務店に採用される方が『頭のよい子が育つ家』をより多く供給できる」という考えだ。有名私立中学に入学した子どもの家を実際に調査した結果を元に、『頭のよい子が育つ家』を建てるノウハウを提供する。
 
第3・営業・経営コンサル
 「営業が弱いがどうすれば強化できるか」「ムダなコストを見直して住宅価格を下げたい」など、悩み解決を外部の頭脳を借りて行いたい、という場合は住宅建築のコンサルティングサービスを受ける選択肢がある。
 『7億セールスシステム』(ナック建築コンサルティング事業本部)は、社員5人で年間7億円の売上を上げるノウハウ一式を伝授する。人材の研修や経営コンサルティングなど総合的なサービスを受けられる。
 『アキュラシステム』((株)アキュラホーム)は、木造住宅の合理化システムで、施工、資材購入時のムダを省いてコストダウンを図るノウハウのほか、新規商品開発も指導する。両社とも、資材の共同購買システムを持っており、一工務店で購入するよりも割安に建設資材が購入でき、コストダウンに役立つとPRしている。
 『フォーセンスデザイン住宅開発マニュアル』((株)フォーセンス)は、工務店独自のデザイン住宅を開発するためのツール一式とサポートサービス一式を販売する。同社は年間施工数が30~50棟の中堅工務店経営者3名が役員を務めており、実践的なノウハウをまとめているとPRしている。
 いずれのサービスも半年の無料サポート期間があり、その後もサポートを受ける際は月会費を払う。
 
第4・エコ設備・主婦目線
 太陽光発電やヒートポンプなど時流に乗っているエコ設備機器で商品力を強化したい場合、それらの導入支援を行ってくれる企業もある。
 平成11年に設立された『(株)PVソーラーハウス協会』は、全国約150社、道内約20社の工務店などが加盟する組織で、住宅設備面の強化に関する様々なサポートを実施。例えば国による補助金の情報や、ソーラーパネルやヒートポンプを安く買える共同購入、ソーラーパネルの施工研修などを行ってくれる。
 同協会は茨城県の工務店が東京電力と連携してソーラーパネルやヒートポンプなどの普及拡大を図ったのが始まりで、現在は住宅の省エネ・創エネ提案力を強化したい住宅会社がメンバーとなっている。
 入会金は道内企業であれば無料、会費は月1万円。カタログや広告宣伝の負担は免除している。
 また、家づくりの主導権を握っている子育てママ目線で企画や集客を成功させるため、札幌圏の工務店が有力な連携先として見ている企業に、社員全員子育てママという『(株)マミープロ』がある。
 同社は平成18年7月設立の北海道・札幌圏の子育て情報提供ウェブサイト「ママNavi」の運営会社。設立3年にして既に月間アクセス数35万件・ユーザー数2万人、会員数1700人。札幌圏の子育てママを中心にウェブサイトだけでなく、イベント運営・雑誌発行なども行っている。
 工務店のモデルハウスを共同で企画したり、イベント開催と集客、モデルハウス内の催し、「ママNavi」へのバナー広告掲載などの実績がある。
 
独自路線で切り拓く
アシスト企画/社内の若い力活かす
20090415_01_01.jpg 道内の住宅会社の中には、外部の力に頼らず、独自の商品開発や技術によって需要を開拓しているところもある。
 そのうちの1社が、FCなどを活用するのではなく、あえて社内の力を活かして商品開発に取り組む札幌の(株)アシスト企画(岡本勝社長)。
 同社では若手社員の感性を商品企画に活かすことで若年層のニーズに沿った新商品開発を行うため、設計・施工・営業の各部門から若手3名を選出。2チームで健康住宅・和風住宅の商品企画化を目指し、自然素材採用を全面に打ち出した健幸家族の家『Pure(ピュア)』と、和のテイストや安らぎの空間を現代的にアレンジした現代和装の家『庵(いおり)』が具体化、4月末にはそれぞれモデルハウスが完成する予定だ。
(写真...若手社員の感性を活かしたアシスト企画の新商品「庵(いおり)」のイメージパース)
 
ジョイフル北海道/わかりやすい商品力が武器
20090415_01_02.jpg コストパフォーマンスの高さと積極的な広告宣伝で若年層を中心に札幌圏で受注を伸ばしているのが(株)ジョイフル北海道(本社旭川市、落合博志社長)。
 同社では『幻の家』シリーズで当初から1千万円を切る本体価格や金物工法、外張り断熱、オール電化などを武器に受注を伸ばし、受注の約8割を20代後半から30代半ばで占めている。
 広告宣伝費は不況で多くの企業が削っている中でも昨年より多くかけており、特に1年前から始めたテレビCMはネームバリューの向上に成果を挙げているという。
 これまでほぼ100%企画型住宅だったが、今年はデザイン性を高めた商品やフリープランの商品も計画。年間で旭川と札幌合わせて200棟、札幌単独では前年比20棟上積みとなる140棟の受注を目標としている。
(写真...外張り断熱・オール電化など時代のトレンドを先取りしつつ低価格としたジョイフル北海道の「幻の家」)
 
ダイアハウジング/真似できないセンスを提案
20090415_01_03.jpg デザイン性を追求した自社ブランド『d-concept』(ディーコンセプト)を立ち上げ、安定して受注を確保している住宅会社が(株)ダイアハウジング(札幌市、松木直之社長)。
 1.子供がいない 2.夫婦共働きで所得に余裕があるという競合が少ない若年層をターゲットに、単なるシンプルモダンではなく、誰にも真似のできない"デザインセンス"を活かした大開口や間接照明による光の演出を提案。数は多くないが、確実に存在する客層を取り込み安定受注につなげている。
(写真...大開口部と間接照明を活かしたデザインを提案するダイアハウジングの「d-concept」)
 
混迷の時代に活路探す工務店経営者たち
注文住宅のほかにFC、VCから企画商品などを購入して成功/T工務店 社長
 「工務店経営者の役目は倒産しないこと。そのために自社オリジナルの注文住宅だけで不十分ならと、割り切ってFCなどを利用した。FCやVCの役割はさまざまだと思うが、導入の目的はお客さまとの接点を増やすということに尽きると思う。時代の変化が激しいので、独善に陥らないようにするためにも、外部商品は役に立つ」
 
これまでFCに入ったことがないが、いまはすべてを見直す/O工務店 社長
 「これまで年間20棟以上の物件をやってきたが、ここ2~3年、10棟台に落ちている。このままではいけないと思っているが、正直なところどうしていいのかわからない。同業や取引先にも意見を求めている。これまでFCに加盟したことは一度もないが、いまはFC加盟も方法のひとつと思っている」
 
差別化商品をマスメディアに載せずに足で稼ぐ/K建設 社長
 「当社のデザイン提案を、それを望んでいるユーザーに知ってもらう機会さえあれば、受注と受注単価は必ず上向くと確信している。ただし、雑誌広告は掲載料が高いしチラシは昨年失敗した。FCとかの商品による集客ではなく、エンドユーザーに直接お話しする機会、知ってもらう機会をマスメディアの宣伝以外で展開することに全力を投じている」
 
このまま徐々にやめるかもう一度本気で受注を目指すか.../S工務店 社長
 「自分でもいまの20代、30代のユーザーとは共感できないことはわかっているし、営業する上ではマイナスになるので説教がましいことを言ってはいけないことも頭では理解している。このままでは工務店をやめるしかない。その前にもう一度本気になるかどうか、それを決めかねている状態だ」
  
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2009年04月05日号から

◆今年は太陽光発電!!

◆今年は太陽光発電!!
道東 工務店 社長

 当地も例外なく厳しくて、同業も半数に減りました。次を考える余裕があるうちに、何とか手を打ちたい。今年は太陽光発電だと思っており、まず自社物件でやります。価格がどれだけ安いかの競争に参入する気はないので、付加価値や、初期費用を払ってもこの先の生活経費を抑えたい人、そういう層に訴求したいと思います。お金を持っている人はいるので、投じた費用に対してどういう効果があるのかを実績で説明できれば、まだまだ市場開拓の可能性はあるはずです。
 
 
◆昨年の辛かった体験を踏まえ
札幌市 工務店 社長
 
 昨年は中盤から急に受注が取れなくなり、一時はどうしようかと思いました。3ヵ月ほど契約ゼロが続いた後、秋口になってから受注が回復してなんとか息をつきました。今年は、昨年の反省も踏まえた上で経費を節約し、受注が昨年よりダウンしても慌てないような経営体制を準備しました。リフォーム需要の開拓も以前より積極的に行っています。人を減らさず会社を維持していくため、今年はより一層必死に取り組みたいと考えています。
 
 
◆住宅会社は信用されていない
札幌市 工務店 社長
 
 最近のエンドユーザーは、雑誌、チラシ、その住宅会社のホームページ、その会社のことを書いている他のホームページなど、いろいろな情報を複数見つけて、その結果どうやら信用できそうだと思ったらコンタクトをとってくれる、情報量が不十分だったり、内容に疑問を感じたら住宅会社の選考からは漏れる、というような感じで工務店選びをしている人が多いようです。幅広く、様々な機会を捉えて自社の情報を発信しなければ受注に結び付きませんね。


2009年04月05日号から

住宅用では初めて/アキレス

ハイブリッド真空断熱材

20090405_04_01.jpg アキレス(株)は、硬質ウレタンフォーム内に真空断熱材を組み合わせて従来の硬質ウレタンボードに比べ断熱性能を最大25%向上させたハイブリッド断熱材「ブイパックボード」をこのほど発売した。
 施行された改正省エネ法に代表されるように、省エネやCO2排出量削減への取り組みが迫られる中、住宅分野でも住設機器や家電の省エネルギー化とともに住宅自体の断熱性能を強化することが課題となっている。熱損失係数Q値=1.0W水準の住宅やパッシブ住宅など、従来の次世代省エネ基準を遙かに上回る断熱性能の住宅も建築されているが、その断熱性能を実現するために断熱厚が通常よりかなり厚くなり、施工面で対応に苦慮する場面も出てきた。
20090405_04_02.jpg こうした背景を踏まえて同社は、冷蔵庫や自動販売機などに多く使われている真空断熱材を使った住宅用建材の商品化を目ざし開発を続けてきた。その結果、硬質ウレタンボード内に真空断熱材4枚を分散して配置し、その位置がわかるよう表面にマーキングすることでビスや釘の打ち抜きなどのトラブルを未然に防止し施工性に配慮したハイブリッド断熱ボードを完成させた。真空断熱材部分は表面材や硬質ウレタンボードで被覆して、運搬・保管・施工時の損傷を防止し、長期にわたって性能を維持する。
 熱抵抗値で比較すると断熱厚50ミリ時で従来の硬質ウレタンボードに比べて約25%アップの2.60で高性能グラスウール16K100ミリ厚と同等、また同60ミリ時で約21%アップの3.03となる。
 施工マニュアルは現在編集中で間もなく完成予定。
 製品規格は幅910×長さ1820ミリ。厚さは50ミリと60ミリの2種類。価格は、厚さ50ミリで1万600円/m2(税別)、同60ミリで1万1200円/m2(税別)。
 問い合わせは、同社断熱資材販売部ボード・パネル企画課の永井敏彦課長(Tel.03・5379・4566)。
 
(写真上...ブイパックボード。銀色の部分が真空断熱材、写真下...ブイパックボード構成図)


2009年04月05日号から

折り畳みはしご付き/日本住環境

断熱材入り小屋裏点検口

20090405_03_01.jpg 日本住環境(株)は、折り畳みはしご付きの断熱気密小屋裏点検口「ロフトラダー」を一新し、今月下旬頃から発売する。今回のモデルチェンジで適用する天井高によってロフトラダー2400とロフトラダー2600の2種類に分かれた。
 ロフトラダーは、断熱材入りの小屋裏点検口に、小屋裏空間への昇降に便利な折り畳み式木製はしごを一体化させた商品。小屋裏空間を収納スペースに使うなど、多目的に使用するのに便利だ。点検口のフタは断熱・気密処理されており、小屋裏の断熱欠損などを防ぐ。またフタ開閉機構はスプリング式を採用。断熱材は押出発泡ポリスチレン3種bで熱貫流率は1.0W/m2以下。
 旧モデルは北欧製だったが、施工の納まりや仕上げを日本の住宅によりフィットさせるため国内製に変更した。たとえば点検口のフタは、天井をクロス仕上げにすることが多いため塗装仕上げから仕上げ無しに変更した。また、昇降時の安全を考えて手すりを標準装備した。
 外枠寸法は、1216×662ミリ(枠高さ200ミリ)。設定天井高は、2300ミリから2500ミリ(ロフトラダー2400)、2500ミリから2700ミリ(同2600)。重量は35キロ。合板類はすべてF☆☆☆☆を使用。
 価格は未定だが、前モデルと同水準になる見込み。問い合わせは、同社本社(Tel.03・5425・6634)か札幌支店(Tel.011・222・6330)。
 
(写真...新型ロフトラダー。手すりを標準装備している)


2009年04月05日号から

住宅の環境負荷は植林で減らせるか?

 住宅建設や家庭でのエネルギー消費による環境負荷低減に貢献しようと、ハウスメーカーや住宅会社が山に植林を行う動きが少しずつ見られるようになってきた。企業イメージのアップにもつながるため、今後も住宅と植林を結びつける動きは広まっていきそうだが、一体どれくらい植林すればCO2の排出や森林資源の減少など住宅を原因とする環境負荷を減らせるのだろうか? ここでは住宅による環境負荷を低減するために必要な植林本数を、CO2排出量の吸収と木材の循環利用という観点から調べてみた。

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2009年04月05日号から

換気低下5つの課題1/1年で10%程度低下

高性能住宅Q&A

Q...築10年近く経過した住宅の点検におじゃまして、換気不良に気がつきました。お客さまは自宅の空気に慣れているので何も感じないようですが、においがこもり、測定するまでもなく換気不足は明らかでした。
 お客さまが掃除をしてくれたらここまでひどくならなかったと思うのですが、そうでなくてもある程度の換気が確保される住宅であってほしいという気持ちもあります。
 第三種のセントラル換気でこうですから...。
A...ご質問というより、課題をいただいた気分で、いろいろ調べてみました。
20090405_01_01.jpg 以前から、築年数が経つと換気量が落ちるというのは経験的にわかっていたことですし、実際に穴が詰まるほどのゴミが付着していて、掃除したらかなり回復した、という例もあります。しかし、そこで、掃除をすることでどのくらい回復するのか。これが第一の課題です。
 第二に、換気量が落ちていいのかどうかという点です。ダメだというのは正しい答えですが、住み手に健康問題がなければいいのか、それともそうではないのか。
 第三に、住み手に年に1、2度は掃除してもらう方法はないのか。せめて1年に1回でもやってもらえばゴミつまりをかなり防げるかもしれません。
 第四に換気メーカーは10年後を考えて商品を提供しているか、という点です。実際にはローコスト要請が強く、耐久性や掃除しやすさを犠牲にせざるを得ないとしたら、住宅会社側はどうすべきでしょうか。
 そもそも、換気量はどのくらい落ちるものなのか。公式はないにしても、一例をおさえておく必要はありそうです。これが第五の課題。
(写真...排気グリルの裏側に付着したフリースのような汚れ。これがダクト内の表面にも付着している)
*   *
 札幌でセントラル換気システムの設計などコンサルティング活動を行っている(有)北欧住宅研究所・川本清司所長は、これまでの調査からだいたい次のような傾向があると言います。
 4人家族で1年掃除しないと、10~13%、2年掃除しないと15~18%程度、換気量が低下する。
 2人家族だと1年掃除なしで5%程度の低下。
 以上は禁煙家庭の場合。喫煙者がいる場合、4人家族で1年間掃除しないと15%程度も低下します。
 住宅の面積は36~45坪程度、つまり標準的な広さで、減り方の違いは家族数と喫煙者の有無で決まります。

 
連載ページ
1.1年で10%程度低下
2.掃除で換気量回復
3.数年後も風量維持
4.ご主人に説明する
5.耐久性が重要なワケ
6.機能と価格をしっかり選ぶ
7.まとめ

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