新聞記事

2009年03月25日号から

◆プロに任せる気持ちを

◆プロに任せる気持ちを
札幌市 工務店 社長

 工務店社長の多くは、建築のことは詳しいいわば建築バカ。詳しいから好きになり好きだからますます詳しくなる。逆にデザインやインテリア、家具、広告宣伝、若者のニーズなどは苦手な人が多いと思います。社内に力のある人間がいるなら大いに活用し、いないなら外部の力を借りるべきです。プロに頼んでおきながら自分の好みなどで口出しする社長がいます。自戒を込めて「あなたの趣味のためではなく、顧客のために仕事をすべき」と言いたいです。
 
 
◆勉強熱心な工務店さん
札幌市 建材店 社長
 
 やはり受注を確保している工務店さんはよく勉強していると思います。我々でもメーカー各社の新商品をしっかり把握するのは大変なのに、主なキッチンメーカーの新商品を知っていたり、自社のデザインに合う、あるいはエンドユーザーの希望に合う建材・機器を知っていたり。向上心や意欲、そしてお客さんに提案できることを少しでも増やしたい、という姿勢は素晴らしいと思います。そういう工務店と1社でも多く出会いたいと日々頑張っています。
 
 
◆さすがに高くなりすぎる
札幌市 工務店 社長
 
 暖かくて暖房費が安い家。デザインは個性的に。そんな家を自分は建てたいと思っています。昨年はそういう考えに共感してくれるお客さまに巡り会えて、とても楽しかった。そのお宅では新しい断熱材にも挑戦しました。本当はそれを宣伝広告にも使いたいと思うのですが、今年は見送りです。暖房費の実績が出ていないこと、そして何よりコストが上がるからです。高ければ売れないと正直感じている中で、当社の建物はただでさえ高い。さらに価格を押し上げる提案は、さすがのボクも見送らざるを得ません。


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